いよいよ最終回も間近となった「コウノドリ2」。
ラストに向けてのテーマは、出生前診断です。
今回登場する二人の妊婦は、それぞれ出生前診断で21トリソミーとダウン症だと診断されています。
21トリソミーとは、どういうものなのでしょうか?
今回は21トリソミーとダウン症についてや、ネットの意見をまとめていきます!
コウノドリ第10話のあらすじとは?
[https://dorama-netabare.com/archives/28001]別のクリニックで出生前診断を受け、21トリソミー陽性と検査結果が出た妊婦の高山透子(初音映莉子)と夫・光弘(石田卓也)がサクラ(綾野 剛)の元を訪れる。
透子と光弘に確定検査である羊水検査について説明するサクラは、お腹の中の赤ちゃんについて「二人で向き合い、決めていくことになる」と告げるが、動揺する透子と光弘に「これからのことを一緒に考えよう」と寄り添い支える。
一方で、サクラと今橋(大森南朋)は、出生前診断を受けたもう一組の夫婦、明代(りょう)と夫・信英(近藤公園)のカウンセリングを行う。
こちらの夫婦は羊水検査でダウン症候群との診断を受けていたのだ。サクラと今橋を前に明代は“ある決意”を告げる。
2組の夫婦の選択に、サクラはどう向き合い、どう寄り添っていくのか。
命について、思い悩むペルソナメンバーたちに、サクラは自らの“ある想い”を告げる──。
引用:http://www.tbs.co.jp/kounodori/story/
初音映莉子(はつねえりこ)さん演じる透子は21トリソミーと診断、りょうさん演じる明代はダウン症だと確定診断されているのですね。
9話のラストでは、透子がどこか気軽な気持ちで「出生前診断希望」だと問診票に記入しているシーンがありました。
思わぬ結果となってしまったわけですね。
ところで、21トリソミーとダウン症は、どのような関係なのでしょうか?
21トリソミーとはダウン症のこと?
[https://dorama-netabare.com/archives/28083]21トリソミー
23組46本の染色体のうち、21番目の染色体が1本多く存在し、計3本(トリソミー症)となることが原因で発症する先天性の疾患群・ダウン症候群(Down syndrome)のことです。
出生児1000人に1人の割合でダウン症の子どもが生まれ、母親の年齢が高くなればその頻度は高くなります。
30歳の出産でおよそ950人に1人、35歳でおよそ300人に1人、40歳ではおよそ100人に1人となっています。
この割合は、性別、人種、経済状況などに関係がなく、どの国でも同じです。
かつて、ダウン症のある子どもは、短命であると言われていましたが、医療技術が進歩したことで、多くのダウン症患者の寿命は50〜60歳台までと長くなっています。
引用:https://st.benesse.ne.jp/ikuji/content/?id=2334
「21トリソミー」という言葉を聞くと「なんだそれ?」と思われるかもしれませんが、
「ダウン症候群」として知られている障害のことです。
つまり、10話で登場する妊婦のお腹の赤ちゃんは2人とも「ダウン症」だと診断されたということですね。
ただ、透子の受けた新型出生前診断はお母さんの血液から調べるもので、とても精度は高いですが確定ではありません。
明代の受けた羊水検査は精度100%と言われていて、赤ちゃんがダウン症だと確定診断されたことになります。
21トリソミー・ダウン症の症状は?
[blogcard url=” https://dorama-netabare.com/archives/28000″]ダウン症の主な症状
・知的な発達
・運動機能の発達に遅れ
・心臓や消化器に合併症がある場合も
・若年期にアルツハイマー病が起きる確率が通常よりも高い
合併症
・先天性白内障、屈折異常(近視、遠視、乱視)、斜視などの目の異常
・難聴
・心疾患
・食道の閉鎖、十二指腸閉鎖、ヒルシュスプルング病などの先天性の消化器異常
身体的な特徴
・頭が小さい、鼻が小さい、眼尻が上がっているなどの顔の特徴がある
・身体がやわらかく、低身長で、肥満傾向の子どもが多い
・筋力が乏しいため、疲れやすい
どれも個人差が大きいとはいえ、これだけの症状が考えられるわけですね。
ネットでの反響は?
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/27447″]「私の息子は、ダウン症です。ダウン症の息子の母として、今回の回は、どんな内容なのかとても気になり楽しみにしていました。正解などどこにもない出生前診断の決断。どんな展開になるのか正座してテレビを観ようと思います。」
「来週のコウノドリのテーマは出生前診断か〜きびしいな〜原作でやってないよな〜でもそこで異常なしでダウン症でなくても障害はいくらでもあるよ」
「来週は新型出生前検査かぁ…どんな結末なんやろ。ダウン症で中絶?子育ては綺麗事じゃないから、とか言う奴ぶん殴りたくなるからツイッターは見ないようにしよw関わった子たちを勝手に殺された気分になるからなのかな。」
「来週は新型出生前検査かぁ…どんな結末なんやろ。ダウン症で中絶?子育ては綺麗事じゃないから、とか言う奴ぶん殴りたくなるからツイッターは見ないようにしよw関わった子たちを勝手に殺された気分になるからなのかな。」
「新出生前診断。この前そのあり方についてビデオと講義で勉強したんだけどついにコウノドリでもやるんだね。出生前にわかることで赤ちゃんの命が想像以上に奪われてる現実を。」
「出生前診断は「障碍児を産まなくてすむようにするもの」っていう誤解があると思うわ。障碍を出生前に把握することで、その子が産まれて生きて行くための情報を集め、環境を整えることができる。「知ること」が必ずしも親子の幸せに繋がるとは限らないから診断を強制すべきではないが→ #コウノドリ」
「 今週は出生前診断かー。第一子のときは散々迷って受けなかったけど第二子を授かったら年齢的な問題もあるし、うーん…。出生前診断を受ける受けない、結果どうするかはそれぞれの家庭が決めること。否定も肯定もできないけど必ず誰しもが「悩んで」決断してるんだよね。」
実際にダウン症のお子さんを育てている方や、施設の関係者の方たちは複雑な気持ちのようですね。
とてもとても難しい問題で、簡単に何か言ってはいけなような気がしてしまいますが・・・
出生前診断で分かるのは、ごくわずかな病気だけ。
生まれてから見つかる病気や、もしかしたら事故で大けがをして後遺症が残ることもあるかもしれない。
だから、出生前診断で障害が分かったからといって、出産をやめてしまうのは、いけないことなんじゃないか?
という意見もありますね。
でも個人的にはどんな選択をしても、間違っていないのかなと考えています。
コウノドリの二人は、どのような選択をするのでしょうか。
勉強するつもりで、見ていきたいと思います。