最終回に向けて盛り上がってきたNHK朝ドラ「べっぴんさん」。
ドラマでは、ヒロインすみれたちが「キアリス」の映画製作をすることになっています。
映画タイトルは「ようこそ赤ちゃん」。
ではキアリスのモデルになった会社「ファミリア」も実際に映画製作したのでしょうか?
そんなファミリアと映画のかかわりについてまとめてみました。
今後のネタバレが含まれているので閲覧注意です。
キアリスが作成する映画の内容とは?
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/10196″]ドラマでは「キアリス」の知識を詰め込んだ冊子「キアリスガイド」を映画化するというストーリーになります。
すみれ(芳根京子)たちは、キアリスのお客さんや会社を引き継ぐ次世代の社員に渡すバトンとして、映画版キアリスガイドの制作に取りかかる。プロカメラマン・亀田(上地雄輔)の助けを借りて、内容や役割分担が決められていく。監督は紀夫(永山絢斗)、助監督は武(中島広稀)、脚本は明美(谷村美月)が担当することに。そんな時、明美は会社が倒産して生気を失っていた栄輔(松下優也)と再会し、映画作りに誘う。
引用元:https://tv.yahoo.co.jp/program/27390304/
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/10176″]どうやら紀夫が監督で、テンパっちゃうようです。紀夫さん(笑)
そして会社が倒産してしまった栄輔が立ち直るきっかけにもなりそうなので、ある意味山場のイベントですね。
また会社を思うあまりキアリスの拡大を急ぐ健太郎(古川雄輝)が、映画製作の過程で自分の姿勢に疑問を抱くようになるようです。
映画製作を通してすみれたちの気持ちが健ちゃんに伝わる感動的なシーンが見れると思います。
みんな健ちゃんの暴走を心配していますが、映画によってどうにか考えを改めてくれそうですね。
ファミリアは映画を製作したの?
ではキアリスのモデルになっている子供服ブランドの「ファミリア」で、実際に映画製作はされたのでしょうか?
調べてみたところ、実際に史実でも映画製作していました。
ファミリア創立30周年を記念して東京日本橋の高島屋で「フランス子供服飾展」が開催。その時に作成されたのが映画「世界のこどもたちと共に」でした。
ヒロインすみれのモデルになった坂野惇子さんがスタッフとともに企画を詰めて制作したとのことで、ファミリアと関係のある海外の企業に協力を仰いで作ったそうです。
世界の子供たちの笑顔を追った内容だったそうで、非常に高い評価を得た作品でした。
ちなみにドラマでの映画は「キアリスガイド」の映像化だったので、この時の内容や設定は今回の「キアリスガイド」の映画とは違っていますね。
更に調べてみると、一般向けではなくて、社員教育用に企画された育児映画が作成されていました。
キアリスガイドとは「キアリス」の知識を詰め込んだ育児方法に関する内容になっているものです。
この社員教育用に企画された映画は、坂野惇子さんが明美のモデルになった大ヶ瀬久子さんの育児知識を社員に教えるために企画したものなので、こちらの映画が今回の「キアリスガイド」の映画のモデルに近いですね。
明美のモデルになった大ヶ瀬久子さんについては以下の記事にまとめてあります。
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/5568″]この社員教育用に企画されて作成された映画のタイトルは「あしたのママ」。
主演はなんと大ヶ瀬久子さんで、出演した赤ちゃんは社員の生後3ヶ月の子供だったようです。
ドラマではすみれの孫の藍(あい)ちゃんが出演するようですね。
「あしたのママ」の撮影では、生後3か月の赤ちゃんなので、起きている時間が少なくて撮影に苦労したようです。
ドラマでも赤ちゃん相手の撮影になるので、その辺りの苦労秘話も反映されるかもしれないですね。
そんな社員教育用に企画された「あしたのママ」も作成過程で形を変えて「子育てに不安を抱えるママ」向けの映画に変更。
完成後は各方面から多くの問い合わせが殺到して高い評価を得たそうです。
キアリスガイドのモデルは?
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/10170″]ちなみにドラマで作成された明美さんの育児知識のつまった冊子「キアリスガイド」にもモデルがあって「ファミリアガイド」という冊子が作られて無料で配布されたようです。
ドラマにも描かれている通り、世の中のママたちの役に立ちたいというファミリアの想いが伝わってくるエピソードですね。
今のように書籍やネットで情報が得ることができない戦後の時代に、このファミリアガイドは当時のお母さんたちの大きな助けになったようです。
ちなみに「ファミリアガイド」の実物の画像がありました!ツイッターで紹介してくれている人が。
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/9815″]キアリスガイドの元ネタ。ファミリアガイド。 pic.twitter.com/4RWeo7iw92
— あきら (@SudaAkira) 2016年12月19日
こうやって実際のものを見ると、すみれたちのモデルになった坂野惇子さんたちの思い入れや頑張りが伝わってきて、ドラマファンとしては、感慨深いです。
まとめ
[blogcard url=”https://dorama-netabare.com/archives/7266″]キアリスのモデルとなった「ファミリア」の映画製作についてのまとめいかがだったでしょうか?
もうあと少しで最終回って、なんだか寂しいですね。
そんなラストの感動的に飾ってくれるだろう「キアリスガイド」の映画化。どのようにドラマで描かれるのか注目です。