太陽の子は実話?モデルは原子爆弾開発の研究所?

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ドラマスペシャル「太陽の子(たいようのこ)」は8月15日の終戦記念日にNHKで放送されるドラマです。

戦時下におき、原子爆弾を開発することに苦悩する科学者たちを描いた作品。

主演は柳楽優弥(やぎらゆうや)さん。ヒロインは有村架純(ありむらかすみ)さん、そして主人公の弟役に三浦春馬(みうらはるま)さんが出演しました。

さて、ドラマ「太陽の子」の原子爆弾の開発は実話だったのでしょうか?フィクション?それともノンフィクション??

リアリティのある内容だに実話かどうか気になる人もいると思います。

そして研究室のモデルは実在するのでしょうか??

今回はドラマ「太陽の子」の原子爆弾開発を中心に、実話かどうか、実在モデルは存在するのか?ドラマのご紹介をさせていただきます(^^)

目次

実話っぽいドラマ「太陽の子」とは?

太陽の子ネタバレ!原作あらすじキャスト【三浦春馬出演】

「太陽の子」はNHKで放送される、国際共同制作8Kドラマです。

同じ「太陽の子」という灰谷健次郎さんの児童小説もありますが、まったく別物です。

今回放送される「太陽の子」は、戦時下の科学者たちの苦悩を描いた作品。

放送は終戦記念日の8月15日(土)よる7時半から8時50分までです。

主人公は柳楽優弥さん演じる石村修。第二次世界大戦末期に、海軍から新型爆弾を作ることを密命された、京都大学の物理学研究室に属していました。

その弟で、療養のため戦地から戻っていた裕之を三浦春馬さん。

そしてふたりの幼馴染で、ふたりから思いを寄せられる朝倉四津を有村架純さんが演じます。

突然の訃報にびっくりしました(T_T)このドラマの試写会への出演が、三浦春馬さんの最期の公の場となりました。

この3人がメインキャストとなり、いろんな国のスタッフが議論しながら作り上げた「太陽の子」。

来年には映画化されることも決まっています。

兵器を開発することに苦悩する科学者たち。そして戦争に翻弄された若者たちが描かれた「太陽の子」。

何かリアリティありますよね。

さて、このドラマは実話なのでしょうか?

 

 

太陽の子は実話なの?

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ドラマ「太陽の子」はフィクションです。実在した、原子爆弾開発のための「F研究」をモチーフに作られました。

作・演出の黒崎博さんが、10年前に「広島県史」という資料を見たとき、そこには若い科学者の日記が残っていたそうです。

それは当時原子物理学を勉強していた、研究者たちのものでした。

科学へ情熱を傾けながらも、兵器に転用されることへの葛藤。

研究以外にも、日常生活の何気ないことも書かれていて、その若者たちを形にしたいと思ったのがきっかけだったそうです。

日本海軍から原子爆弾開発の依頼を受けたのが京都帝国大学。現在の京都大学です。

理学部の荒勝文策(あらかつぶんさく)教授の研究室で、その開発がおこなわれました。

その研究所は「F研究」と呼ばれ、当時の原子物理学者のほとんどが総動員されたといいます。

その中にはノーベル賞の湯川秀樹もいました。

「F研究」は実在した、核分裂エネルギーによる新型爆弾開発のこと。

その開発に携わった若き科学者たちの日記を見つけ、思いを馳せ今回のドラマ化となりました。

主演の柳楽優弥さんも「歴史の事実を下の世代に幅広く伝えていかなければ」とコメントされています。

では次にこのF研究についてもう少し詳しくご紹介しましょう。

 

 

太陽の子のモデルは?原子爆弾開発研究のモデルは実在?

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「太陽の子」は第二次世界大戦末期に、核爆発による兵器の開発に携わった、若手研究者の苦悩を描いたドラマです。

実際に第二次世界大戦のときに核分裂エネルギーによる新型爆弾の開発がすすめられていました。

この研究を「F研究」といいます。

開発がおこなわれていたのは京都帝国大学。理学部の荒勝文策教授の研究室で研究がすすめられていました。

荒勝教授は日本で初めてとなる原子核人工変換実験に成功した人物。

海軍から委託された原子核遠心分離法は、実験装置程度で実践的な開発には至らなかったそうです。

荒勝教授の孫弟子にあたる政池教授によると、F研究に関する資料は少なかったといいます。

ところが、新たな資料が数年前に見つかりました。

第二次世界大戦中、旧陸軍は仁科研究室に、旧海軍は荒勝研究室に原爆の開発の委託をしています。

仁科研究室では「二号研究」と呼ばれた熱拡散法によるウラン濃縮を。

そして荒勝教授は「F研究」と呼ばれた遠心分離法によるウラン濃縮を研究しました。

F研究とは、核分裂の意味の「FISSION」のFからつけられたもの。

このときの資料は、敗戦後にGHQがほとんど持ち去ったそうです。

アメリカの資料によると、日本海軍はウランを購入し、荒勝教授に渡していたそうです。

ですが開発途中でアメリカが広島に原爆を投下(>_<)荒勝教授はその4日後に広島に入り調査。

さまざまな検証をして原爆と断定しました。

その後広島赤十字病院への調査で、被爆した患者の大きな白血球の減少などが確認され、終戦の判断の材料のひとつとなります。

荒勝教授たちの原爆開発はとてもレベルが高かったそうですが、当時の日本では集められる物資にも限界があり、完成は難しかったようです。

8月6日に広島に原爆が投下され、8月9日には長崎に投下されました。

そして14日にポツダム宣言を受諾。ようやく戦争が終わりました。

こうしてやってきたGHQたちに研究施設は破壊され、多くの資料は持ち去られてしまいます。

その後日本では核兵器の開発はされていません。

「太陽の子」は、そんなF研究に携わった若き科学者を描いたドラマ。

戦争を繰り返さないためにも、このような事実を忘れないようにしていきたいですね。

太陽の子は実話?原子爆弾開発の研究所のモデルのまとめ

三浦春馬がショックで悲しい!出演ドラマを振りかえると泣ける

「太陽の子」は8月15日にNHKで放送されるドラマです。

第二次世界大戦末期に、日本で行われた原子爆弾開発の研究に携わった科学者の葛藤を描いています。

主演は柳楽優弥さん。その弟に三浦春馬さん、そしてヒロインを有村架純さんが演じます。

実際に原爆の開発はされていて、その研究はF研究と呼ばれていました。

その事実を元にフィクションで作られたドラマです。

三浦春馬さんは「戦争をしないために、想像力を膨らませるきっかけになれば」とコメントされました。

終戦記念日だからこそ、見ておきたいドラマです。

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