【ゴンゾウ~伝説の刑事】天野もなみを殺した犯人と動機は?

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2008年に放送された内野聖陽(うちのまさあき)さん主演のテレビ朝日のドラマ「ゴンゾウ~伝説の刑事」が関東で2022年1月から再放送中で話題です。

当時も夢中で見ていましたが、改めて見ても見ごたえのある面白いドラマですよね。

このドラマは過去には捜査一課で伝説の刑事だと言われていた黒木俊英が主人公。

ある過去の事件をきかっけに心を病んでしまい、備品係に所属し職務中にテレビゲームをしたりなど周囲から変人扱いされ「ゴンゾウ」と呼ばれいます。

そんな黒木が前田亜季(まえだあき)さん演じるバイオリニストの天野もなみ(あまのもなみ)が銃殺される事件をきかっけに、事件を解決する過程で過去の事件に再び向き合っていくストーリーです。

今回は謎が謎を呼び、二転、三転するドラマ「ゴンゾウ」の天野もなみ殺害事件の犯人は誰なのか??犯人の動機、最終回の結末までネタバレをまとめていきます。

ドラマの重要なネタバレをご紹介するので、閲覧注意です。

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目次

【ゴンゾウ~伝説の刑事】天野もなみが謎の男に殺された事件とは?

【ゴンゾウ伝説の刑事】佐久間と黒木の過去の真相ネタバレ

過去のある出来事が原因で重度のPTSDを引き起こすようになってしまい、
捜査ができなくなってしまったかつてのエリート刑事・黒木俊英(内野聖陽)。
現在は警視庁・井の頭署の会計課備品係の係長として“ゴンゾウ”に成り下がった彼が、ある事件をきっかけに第一線に復帰。
後輩で超エリートの佐久間静一警部(筒井道隆)に刺激を受けつつ、
眠っていた刑事としての熱い魂を時に甦らせ、難事件に立ち向かっていく姿を描く新しいタイプの刑事ドラマ。
“ゴンゾウ”こと黒木は名探偵でもなければ、スーパーヒーローでもない。
彼を囲む刑事たちも、日々の出来事に悩み、苦しみ、喜ぶ普通の人間だ。
そんな彼らは各々さまざまな問題を抱えながらも事件を追っていく。

引用元:https://www.tv-asahi.co.jp/ch/sphone/drama/0283/

主人公の黒木がバイオリニストの天野もなみと出会う

主人公は過去のある出来事から精神を病んでしまったかつての捜査一課のエリート刑事の黒木俊英。

現在は、警視庁・井の頭署の会計課備品係の係長なのですが、業務中にゲームをして真面目に仕事をしないことから周囲から「ゴンゾウ(英語で風変わり・ばか者)」と呼ばれていました。

そんなある日、落としものをしたことで警察に来たバイオリニストの天野もなみと出会った黒木。

天野もなみは、バイオリンのコンサートを控え、キラキラ輝いていました。

無事にバイオリンが見つかり、刑事課の遠藤鶴(本仮屋ユイカ)が天野もなみに返却。

黒木がリクエストして、警察署でバイオリンを披露する天野もなみ。

天野もなみが殺害される事件発生

幸せなひと時を過ごした後、雨の中、天野もなみと遠藤鶴が一緒に駅まで帰る途中事件が起こります。

天野もなみが最初に銃で撃たれ、一緒にいた遠藤鶴も撃たれて救急搬送。

遠藤鶴は一命はとりとめたものの、天野もなみは死亡。

遠藤鶴は刑事としての自分の現状・扱いに不満を持っていて、夢を語る天野もなみに嫉妬心を持ってしまい「コンサートなんて中止になってしまえばよい」と思ってしまったことから、自分のせいで殺された・・・と自分を責めます。

そしてかつての黒木の部下であり黒木と何やら因縁がある佐久間(筒井道隆)が天野もなみ射殺事件の捜査本部を率いることになるのですが、なぜか黒木を加えるよう要請。

最初は拒絶する黒木ですが、次第に事件に関わっていくことになります。

しかし、捜査は難航し、嘘の証言に操作本部が躍らせるなど、なかなか犯人にたどり着くことができませんでした。

【ゴンゾウ~伝説の刑事】天野もなみを殺した犯人に繋がる黒木の過去とは?

「天野もなみ」銃殺事件の犯人を語る上で欠かすことのできない黒木の過去について簡単にご紹介です。

詳しいネタバレは以下の記事にまとめてあります。

ゴンゾウの過去ネタバレ!池脇千鶴【佐伯杏子】の悲しすぎる事件とは?

ゴンゾウは、3年前、ある事件の容疑者である佐伯杏子(池脇千鶴)という娼婦に出会います。

2005年。当時、まだバリバリのやり手だった黒木は、若手の佐久間を右腕に暴力団員殺害事件を追っていた。被害者の金づるだった娼婦が容疑者として浮上するが、その娼婦は黒木がかつて一家心中から救った佐伯杏子だとわかる。“困った時はいつでも来る”と言いながら、幼い杏子とはそれきりになっていた黒木。成長したが、ボロボロになった杏子にいとおしさを感じ始める。以降、捜査から勝手に外れ、杏子の面倒をみる黒木だが…

引用元:https://www.tv-asahi.co.jp/pr/sphone/20220124_30732.html

佐伯杏子は殺された男に娼婦をさせられていて、殺す動機がありました。

最初は殺人事件の容疑者として厳しく取り調べをしようと思っていた矢先、まだ10歳の時に、一家心中で橋から飛び込んで溺れている佐伯杏子のことを黒木が助けた少女だったことが判明します。

両親のことは助けられず、その後、施設に入った佐伯杏子を訪ねてプレゼントのお人形を渡して、別れ際「また来てくれる?」と言われると「困った時には、いつでも助けにくる」と言った黒木。

それ以来の再会でした。

自分が助けた少女が娼婦に成り下がり、ヒドイ生活をしていることにショックを受けた黒木は、事件の容疑者にもかかわらず、佐伯杏子の家に入り込み、部屋を掃除し、料理を作り、佐伯杏子の世話をします。

そんな黒木に「哀れな娼婦を救って自分が救われたいだけでしょ。私の両親を救えなかった罪滅ぼし?なんで今さら現れたの?助けて欲しいときに、あなたは一度も来なかった。今さら遅いんだよ。出てけよ!!」と抵抗した佐伯杏子。

しかし、佐伯杏子が黒木がプレゼントした人形を大事に今も持っていたことを知ると、佐伯杏子を抱きしめ・・・2人はキスをしてなんと!?恋愛関係に。

そしてプロポーズするまでの仲になり、上司からは容疑者と関係を持ったことを責められるも、佐伯杏子への気持ちを貫こうとします。

そんな中、佐伯杏子は事件の犯人について「知ってるけど言えない。私のために殺したくれた。言ったら殺される。「愛を裏切ったら報いがある」と言われた」と話し、それ以上追及しなかった黒木でした。

2人の幸せな時間が続きますが、自分のために、暴力団員を殺害した犯人から連絡が来た、と言う佐伯杏子。

そして佐伯杏子が犯人たいる部屋の番号を教えます。黒木は「事件が全て解決したら戻る!」と言い、そのホテルに捜査本部の刑事たちと向かいます。

しかし、既に部屋には誰もおらず「愛を裏切った女に報復を」のメモが。

急いで佐伯杏子のアパートの部屋に行くと、黒木からもらった人形を抱えて血まみれの佐伯杏子が。

佐伯杏子を抱えるとまた生きていたものの瀕死の状態。黒木に「この世界に、愛はあるの?」と言い、死んでしまいました。

その後、目撃証言から犯人だと思われる男の自宅に行くと、薬の過剰摂取で既に死亡していました。

そして、犯人である証拠も見つかったことから、被疑者死亡として、送検され事件は幕を閉じます。

このことがきっかけで、黒木は心を病み、自殺をします。命は助かるものの、以降、会計課備品係で働くことになります。

なんと・・・この事件が天野もなみの事件に繋がっていくことになります。

【ゴンゾウ~伝説の刑事】天野もなみのを殺した犯人の動機や衝撃の結末とは?

天野もなみを殺した犯人が日本青空クラブの会長・岡林で確定!

なかなか容疑者が特定できない事件でしたが、あることがきっかけで事件が動き出します。

不審な男が運営する団体がある。綾乃(三輪ひとみ)らから相談を受けた鶴(本仮屋ユイカ)は、その日本青空クラブの会長・岡林(白井晃)を探りに行く。ボランティア活動のほか、さまざまな勉強会を行い、あげくの果てに乙部(内田朝陽)は拳銃やショットガンなど多数の銃火器を見せ付けられたとか。そんな岡林を遠くから一目見た鶴は震撼する。右足を引きずりながら歩くその姿が、自分ともなみ(前田亜季)を撃った男と重なったからだ。

鶴(本仮屋ユイカ)が、怪しい男がいると連絡があり日本青空クラブの会長・岡林(白井晃)を見に行くと、足を引きずっていました。それを見て自分たちを襲撃した犯人が後ろ姿でしたが、足を引きずっていたことを思い出します。

また、更に話を聞いていくとボランティア活動をしていた乙部(内田朝陽)が岡林から拳銃やショットガンなど多数の銃火器を見せられたことを告白。

それが本物なのか?確認するために、黒木は強引に乙部とともに潜入を図ります。

そして岡林(白井晃)から拳銃やショットガンなど多数の銃火器を見せてもらえるような仲に。そして本物であること、そして天野もなみを撃ったとされる特殊な銃「イカヅチ」があったことから、岡林を犯人だとして、捜査本部で、自宅に家宅捜索に入ることに。

岡林の自宅を刑事たちが囲む中、先に1人で岡林に接触する黒木。

しかしなぜか、黒木が潜入捜査であることが岡林(白井晃)にバレていて、怒りに震えた岡林からショットガンで殺されそうになる黒木。

現場に突入してきた佐久間(筒井道隆)が岡林を撃ち、岡林は死亡します。

捜査本部は岡林は凶器であるイカズチを持っていたこと、鶴(本仮屋ユイカ)の証言どおり右足を引きずっていたこと、さらには犯行当時に着用していたと思われるポンチョやスニーカーなどを押収、白井をバイオリニストのもなみ(前田亜季)殺害犯人と断定する。

事件は岡林が犯人ということで捜査本部は終了。そんな中、黒木は、岡林に撃たれそうになったことから、過去の記憶が蘇り、再び心を病んでしまいます。

犯人は岡林じゃなかった!

事件は終わったかに見えました・・・しかしある出来事で再び動き出します。

鶴(本仮屋ユイカ)が、過去に逮捕した窃盗犯のニコラス(正名僕蔵)が誰かから盗んだバッグの中にあった写真データを見ると・・・そこには天野もなみを付け狙っていたと思われる大量の写真が。ニコラスに聞くと、電車で天野もなみの隣にいた男のバッグだと言います。

イオリニストのもなみ(前田亜季)を殺害したのは岡林(白井晃)ではなく、別の若い男…!?黒木(内野聖陽)は上層部の命令を無視、そんな黒木に共鳴した鶴(本仮屋ユイカ)、日比野(高橋一生)、寺田(綿引勝彦)とともに密かに再捜査を開始する。真犯人は狙いを定めるかのようにもなみを盗撮していた。その大量の写真データが入っていたバッグの持ち主を探す黒木と日比野。一方、鶴と寺田はその写真データの中に紛れて写っていた女性、飯塚(加藤虎ノ介)の姉・早苗(遠野凪子)の行方を追う。

このことを知った黒木。

自分を撃とうとした岡林の表情が人を撃ったことがないと感じていたと言い、他の真犯人がいると確信。

そんな黒木に共鳴した鶴(本仮屋ユイカ)、日比野(高橋一生)、寺田(綿引勝彦)とともに、業務外で密かに再捜査をすることに。

日比野(高橋一生)は自分が疑ったせいで、罪を犯してしまった飯塚慎吾(加藤虎ノ介)から、音信不通になった姉を探して欲しいと頼まれて探していたのですが、天野もなみの大量の写真とともに、1人だけ別の女性の写真があり、その女性が飯塚慎吾の姉の飯塚早苗(遠野凪子)であったこともあり、飯塚慎吾のために姉を守るためにも、捜査に協力することに。

そして、早苗(遠野凪子)が自宅のクローゼットで震えて隠れているのを発見します。

何かを恐れている早苗を警察に連れて行った黒木と日比野たちは驚愕の真実を聞きます。

犯人の驚き正体!

早苗は最初に「言えない・・・愛を裏切ったら報いがある」と口にします。

黒木は驚き「昔同じようなことを言っていた女性がいて、殺された。」と話し、でも絶対に命は守ると約束し事情を話します。

早苗は子供のころ、バイオリンをしていて、天才少女と呼ばれていました。しかし、天野もなみが現れたことで、どのコンテストに参加しても天野もなみに勝てず・・・バイオリンを辞めていまいます。

その後、弟が犯罪を犯したりと散々な人生を歩んできたのですが・・・ある日、コンサートを控えてきた天野もなみに再会します。

コンサートの案内を配っていた天野もなみに「私も昔バイオリンやってたんだけどやめて・・・」という早苗にキラキラした表情で「何でやめたんですか?もったいない?」というもなみ。

早苗は心の中で「あんたのせいよ!」と言ったものの、本人には何もいわず、自暴自棄になり酔っ払い、そこである男に出会います。

そしてホテルに行き体の関係を持ちます。

その時、天野もなみのことを言い「死ねばいい」と言った早苗に「殺してあげる」といったその男。

冗談だと思った早苗ですが、本当に天野もなみが殺され、今度は自分が殺されるのでは??と恐怖で部屋から出れなかったのです。

そして、その男とはそれ以来会っていなかったという早苗ですが、似顔絵を作成すると・・・驚きの人物が。

岡林の話を警察に持ってきた乙部功(内田朝陽)だったのでした。

現在も俳優で活躍の内田朝陽さんの若かりし頃ですね。

犯人の乙部の驚きの過去と動機と結末

最終話/バイオリニストのもなみ(前田亜季)を殺害した真犯人が、かつての黒木(内野聖陽)の恋人・杏子(池脇千鶴)の殺害犯と同一人物である可能性が出てきた。黒木は佐久間(筒井道隆)に再捜査を迫るが、佐久間は拒否。黒木を捜査に引っ張り込み、恥をかかせたことで自分は黒木に勝ったと満足しているらしい。黒木は仕方なく単独で動くことにする。

犯人の乙部は、足を引きづって逃げる姿を故意に鶴に見せて、岡林を犯人に仕立てようとしていたのでした。

それはかつての杏子(池脇千鶴)を殺害した時も同じで、別の人物と見せかけるようにして、犯人に仕立てていたのでした。

そのことに気付いた黒木。すると、乙部は黒木の主治医である精神科医の松尾理沙(大塚寧々)。なんと偶然にも乙部の主治医でもありました。

乙部は松尾に「愛を与えなさい」と言われたことから、愛を与える意味で人殺しをしてあげたのに、みんな裏切る。だから殺した。そのせいで死刑になる。松尾理沙も自分と同罪だと言い、松尾理沙を人質に逃走します。

乙部の過去を調べた黒木たちが乙部の驚きの過去を知ります。

幼い頃、父親が母親にDVをしていたので、母親のために父親を殺害した乙部。母親に一緒に逃げようと言いますが母親は逃げても無駄だといい「この世界に愛はない」と言い、自殺してしまったのでした。

1人の残された乙部。母親のために殺したのに・・・と苦しみます。

そんな過去から「この世に愛はあるの?」が口癖になっていた乙部。

杏子(池脇千鶴)が死の間際で黒木に行った「この世に愛はあるの?」は、犯人の証拠を残したのでした。

それを知った黒木は、乙部が母親が自殺した実家に行ったと確信し、佐久間と一緒に向かい、乙部と対峙、最終的には松尾理沙(大塚寧々)を助けて乙部を拘束するのでした。

その後、警察署で天野もなみのコンサートのリハーサルで録音された音源で追悼コンサートが開かれ、黒木と佐久間の過去のわだかまりも解ける・・・という結末でした。

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