ブラッサム 頼母子講のネタバレは驚きの展開に!

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朝ドラ「ブラッサム」の第6週では、北海道・札幌へうつった珠(石橋静河)と保(金子大地)が、近所の「頼母子講(たのもしこう)」の仲間に加わります。

今回は、ブラッサムの頼母子講のネタバレと合わせてモデルの宇野千代(うの・ちよ)さんの史実についてご紹介します。

目次

ブラッサム 頼母子講とは?

札幌で頼母子講の仲間に入る珠と保

第6週「ふたり、北へ」で、珠と保は東京をはなれ、北海道・札幌で暮らしはじめます。

物語が札幌に移るのは、11月5日(木)放送の第29回です。
保の新しい職場は、親せきの木村正吾(三宅弘城)がいる札幌の銀行です。

ガイド本のあらすじでは、札幌に着いた日の夜、正吾の家で妻の浪江(杉田かおる)が夕飯を用意して、2人を温かくむかえます。
そこで浪江が2人にすすめたのが、近所の頼母子講に加わることでした。

正吾の説明によると、この辺りでは、近所の人たちが少しずつお金をためていき、半年ごとに1人がそれをまとめて受け取るのだそうです。

知り合いのいない土地で、人の輪に入れてもらうための入り口が、頼母子講だったのですね。

正吾と浪江を演じるのは、三宅弘城さんと杉田かおるさんです。

三宅弘城さんは、2026年5月からのNHKドラマ『ムショラン三ツ星』にも出演していました。

杉田かおるさんのXには、金八先生でおなじみの武田鉄矢さんと久しぶりに会ったときの投稿もあります。

頼母子講はみんなでお金を回すしくみ

頼母子講は、何人かの仲間が同じ額のお金を出し合い、集まったお金を順番に1人ずつ受け取っていく、昔ながらのお金のしくみです。

その月にお金をもらう人は、くじや入札で選ばれます。
全員が1回ずつ受け取ったら、ひと回りが終わるという流れです。

たとえば、5人で毎月2万円ずつ出すと、ひと月に10万円がたまります。
その月は、くじで当たった人が10万円を持ち帰ります。

早く当たれば、まだ少ししか払っていないうちに大きなお金が手に入ります。
銀行からお金を借りるのがむずかしかった時代、急にまとまったお金がいる人にとっては、とてもありがたいしくみでした。

頼母子講と無尽はちがうもの?

頼母子講は、地域によってよび方が変わります。

  • 関西など:頼母子(たのもし)、頼母子講
  • 関東など:無尽(むじん)、無尽講
  • 沖縄:模合(もあい)

名前はちがっても、中身はほとんど同じしくみです。

歴史は古く、鎌倉時代の記録にも出てくるといわれています。
江戸時代には、町の人や農村の人たちの間で広く使われるようになりました。

頼母子講は今もある?

じつは頼母子講や無尽は、今も続けている地域があります。

とくに沖縄の模合や、山梨県の無尽はよく知られています。
今では、お金をやりくりするためというより、仲間で集まって食事をしたり、旅行に行ったりするための会になっていることも多いそうです。

ブラッサム 頼母子講のネタバレは驚きの展開に!

この先は、第30回から第8週ごろまでの内容にふれています。
まだ知りたくない方はご注意ください。

仕立て屋を始めて元気を取りもどす

わが子を失ったつらさが癒えないまま、北の町で新生活を始めた珠。
浪江にすすめられて、家で着物の仕立ての仕事を始めます。

ていねいな縫い方がうわさになり、11月6日(金)の第30回では、近所のおかみさんたちが毎日のように珠のところへ集まってくるようになります。

だれかの役に立てることが、珠の心を少しずつほぐしていきました。

第6週の最後に頼母子講で千円が当たる

札幌で初めての冬。
2人のもとに、うれしい知らせが飛びこんできます。

頼母子講のくじに当たって、千円もの大金を手にすることになるのです。

ガイド本では、この場面で第6週のあらすじが終わっています。
11月6日(金)の第30回のラストで描かれるのではないかと思われます。

のちに珠が新聞の懸賞小説で1等になったときの賞金が200円なので、千円がどれほどの大金かがわかりますね。

千円で札幌に家を買おうと決める

当たってから3か月たった、1920年(大正9年)の5月。
2人はまだ、その大金の使い道を決めかねていました。

そんなある晩、珠は保に「この町でずっと暮らしたい」と伝えます。
寒さのきびしい土地でも、ここで保と家庭をきずき、子を育てたい――それが珠の願いでした。

2人は千円で札幌に家を買い、ここで子供を育てていこうと決めます。

正吾と浪江にもそのことを話し、正吾から紹介された不動産屋さんで、家探しが始まりました。

子供をのぞめない体だとわかる

ところが、浪江のすすめで念のためにみてもらった助産院で、珠は思いがけないことを言われます。

元気な赤ちゃんを産むのはむずかしい体だ、と告げられてしまったのです。

家を買う理由のひとつだった「子供を育てる」という夢が、ここで消えてしまいます。
悲しむ珠に、保はやさしく寄りそい、2人は子供をあきらめることにしました。

驚きの展開!家よりも小説を選ぶ珠

子供のことがあってから、珠は仕立ての仕事にも気持ちが向かなくなります。

年の暮れ、新聞にのっていた新人小説の募集が珠の目にとまります。東京の悠樂軒ですごした日々がよみがえり、珠はふたたび筆をとりました。
この『脂粉の顔』は、年明けに1等に選ばれます。

いっぽう保は、家の件を正吾に聞かれたこともあり、よさそうな家がまた見つかったから行ってみようと珠を誘います。

ところが珠は、家を見に行くのを少しだけ待ってほしいと、保に頭を下げるのです。

千円が当たり、家を買うはずだった2人。でも珠の心は、家よりも「書きたい」という気持ちに大きくかたむいていきます。
頼母子講の大金で始まった家の話が、こんなふうにゆらいでいくとは、驚きの展開ですね。

家の話は先のばしのまま東京へ

珠はそのあとも書き続け、2作目の『墓を発く』を雑誌『首都公論』の黒崎に送ります。

ところが、年が明けて1922年(大正11年)の春をむかえても、黒崎からは音さたがありません。
返事を待ちわびる珠に、保は家を見に行く話を持ち出して、話題をかえようとします。

それでも珠は、黒崎に会って感想を聞きたいと、ひとりで東京へ行かせてほしいとたのみます。
保もとうとう折れて、東京行きを許しました。

今わかっているあらすじでは、、ここまでの間に、千円で家を買う場面は出てきません。

東京で書くことに打ちこむ珠と、札幌で待つ保。
頼母子講の千円が生んだ「家を持つ夢」は、2人の気持ちのすれちがいとともに、先のばしになっていくのです。

『首都公論』の黒崎にモデルはいるのか気になる方は、こちらもどうぞ。
黒崎大三郎のモデルは滝田樗陰で名物編集長【ブラッサム】

ブラッサムの頼母子講は史実?宇野千代も当たって家を買った

宇野千代も札幌で頼母子講に入っていた

珠と保が頼母子講に入る話には、元になった実際の出来事があると考えられます。

宇野千代さんが札幌に住んだのは、2番目の夫・藤村忠(ふじむら・ただし)さんの勤め先が北海道拓殖銀行に決まったからです。
そこで着物の仕立ての仕事を始め、その仕事を紹介してくれた近所の男性から誘われて、頼母子講に入ります。

史実では当たったお金で本当に家を買った

宇野千代さんは、頼母子講に入って数か月でくじに当たり、そのお金で家を買っています。

買ったのは、夫の勤め先から遠く、あちこち傷んだ古い家でした。
それでも宇野千代さんは、楽しみながら手を入れ、少しずつ住みよい家にしていったそうです。

史実では「当たってすぐ家を買う」のに、ドラマでは「当たったのに家を買わない」。
ここが、史実とドラマの大きなちがいです。

宇野千代さんが頼母子講で家を買うまでの史実は、こちらの記事でくわしくまとめています。
宇野千代 頼母子講で当たり家を購入した史実とは?

札幌へうつった理由は、こちらもどうぞ。
宇野千代は北海道の札幌になぜ行ったのか?史実まとめ

まとめ

朝ドラ「ブラッサム」の頼母子講について、ネタバレとしくみ、史実をご紹介しました。

  • 札幌に着いた珠と保は、浪江のすすめで近所の頼母子講に加わる(第29回〜)
  • 頼母子講は、出し合ったお金を仲間が順番に受け取る昔のしくみで、無尽や模合ともいう
  • 第6週の最後に、2人は頼母子講で千円を当てる
  • 千円で家を買おうと家探しを始めるが、珠は子供をのぞめない体だとわかる
  • 珠は小説を書きはじめ、家を見に行くのを先のばしにして東京へ
  • 史実の宇野千代さんは、頼母子講で当たったお金で本当に家を買っていた

頼母子講の千円が、このあと2人の暮らしにどう関わっていくのか、これからの放送も見守りたいですね。

正吾のモデルについては、こちらの記事もどうぞ。
木村正吾のモデルは中津井高助で宇野千代の親戚?

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