テレビ朝日の人気ドラマ「相棒」に何度も登場する、南アジアの小さな国・サルウィン共和国。「相棒 season21」では、サルウィンの人たちが話す“サルウィン語”が登場し、「何語なの?」「実在するの?」と話題になりました。
今回は、相棒のサルウィン語は何語なのか、実在する言葉なのか、「タガログ語では?」と言われている理由などを調べてまとめました。
2026年10月スタートの「相棒 season25」でも、サルウィンが物語のカギをにぎっていますよ。
相棒のサルウィン語とは?シーズン21で登場して話題に
相棒21でサルウィンから亀山薫が帰ってきた!
サルウィン語が大きく話題になったのは、2022年10月12日に放送された「相棒 season21」の初回スペシャルです。
このシーズンでは、初代相棒の亀山薫(寺脇康文)が、14年ぶりに“5代目相棒”として特命係に戻ってきました。
【ファン必見】今夜「相棒season21」初回!杉下右京&亀山薫、14年ぶりに再会https://t.co/kwaY8FeMr7
“5代目”として復帰する薫は、season7第9話で「子どもたちに正義を教えたい」と南アジアの小国へ旅立った。それ以降、右京とは一度も顔を合わせることなく、14年の月日が経過した。 pic.twitter.com/N6RZHbmWis
— ライブドアニュース (@livedoornews) October 11, 2022
薫は、『season7』で、亡くなった親友の思いを受けつぎ、警視庁をやめて南アジアの小さな国・サルウィンへ移住。
腐敗した政治がはびこるサルウィンで、子どもたちに“正義”を教えていました。
そして14年後、薫の教え子たちが、ついに腐敗した政権をたおします。
薫は、サルウィン親善使節団のメンバーとして、日本に一時帰国したのです。
南アジアのサルウィンで腐敗政府を倒した、アイシャ(サヘル・ローズ)という反政府運動のリーダーが親善目的で来日する。なぜかパーティーに招待された右京(水谷豊)が、興味本位で会場に向かうと、そこにはサルウィンに渡っていた元相棒・亀山薫(寺脇康文)の姿があった。パーティーには、鑓鞍兵衛(柄本明)や片山雛子(木村佳乃)といった政治家や、外務省幹部の厩谷(勝村政信)など要人が招かれていた。厩谷は外交通で、アイシャをサポートするミウ(宮澤エマ)らサルウィン側との関係も良好な人物。会場はお祝いムード一色だったが、そんな中、薫のスマホに不穏なメッセージが届く。それは、『アイシャを殺さなければ、旅客機を墜落させる』という脅迫文だった。該当の便には、薫の妻・美和子(鈴木砂羽)が搭乗していた。
サルウィンの現地語を話すキャストが登場
この初回スペシャルには、サルウィンの人物として、サヘル・ローズさんと宮澤エマさんがゲスト出演しました。
- アイシャ・ラ・プラント(サヘル・ローズ):サルウィン親善使節団の中心人物。反政府運動のリーダーとして、腐敗政府をたおした立役者。薫の学校で学んだ
- ミウ・ガルシア(宮澤エマ):サルウィン親善使節団のメンバー。アイシャの幼なじみで親友。アイシャのサポート役に徹している
このうち、宮澤エマさんが演じたミウは、セリフのほとんどが英語とサルウィンの現地語だったそうです。
宮澤エマ『相棒season21』初回SPに登場 サルウィンの現地語に苦戦「劇場版なのかな?」(写真 全4枚)https://t.co/xaELLVkZ5N
#宮澤エマ #寺脇康文 #水谷豊 #テレ朝 #ドラマ #相棒 #aibou #亀山薫 #杉下右京 @AibouNow
— オリコンニュース (@oricon) September 20, 2022
宮澤さんは、オリコンニュースのインタビューで、まず現地語を暗記したうえでお芝居ができるか、正直不安な部分もあったと話していました。
言葉をこえて、キャラクターの気持ちが伝わるかどうかが、大きなチャレンジだったそうです。
放送前から、SNSでは「亀山薫もサルウィン語を話すの?」と、期待する声も上がっていました。
放送後「サルウィン語って何語?」とSNSがざわつく
そして、2022年10月12日の放送後。
サルウィン語のセリフが実際に流れると、SNSではたくさんの声が上がりました。
「役者さんがアドリブで適当に言っているわけじゃないよね…?」と、サルウィン語の正体が気になった方も。
サルウィン語?
スパニッシュ系みたいだけど‥
番組オリジナルなのか?
誰か言語に詳しい人教えて。#相棒 #相棒21 #サルウィン #サルウィン語— 酸太郎 (@Co3Taro) October 12, 2022
「スパニッシュ系みたい」「番組オリジナルなのか?」と、言葉の響きから推理する声もありました。
#相棒21
悲報
サルウィン語が早口だと聞き取れず、側に居た日本人女性に即座に翻訳されてしまうサルウィン歴14年の亀山薫。— 蛙。(ポルナレフ狂) (@hawainokurobuta) October 13, 2022
サルウィンに14年住んでいた薫が、早口のサルウィン語を聞き取れなかったことに、思わずツッコミを入れたくなった方もいたようです。
これまでも、サルウィン共和国の名前は何度も出てきましたが、サルウィン語をこんなにたくさん話す場面が描かれたのは、初めてだったのではないでしょうか。
相棒のサルウィン語は何語?実在する本当にある言葉?
そもそもサルウィン共和国は架空の国
先に答えを言うと、サルウィンは、相棒の世界だけに出てくる国で、現実には存在しません。
テレビ朝日のサイト「テレ朝POST」でも、サルウィンは「架空の国」と紹介されています。
ただ、その設定はとてもリアルです。
- 『season7』では、地図にサルウィンの場所が少し映り、ミャンマーとバングラデシュの間にあることがわかった
- ウランやレアメタルがとれるが、その利益は一部の特権階級がひとりじめしている
- 国民の多くはまずしい生活を送っていて、日本政府も食糧支援をしている
- 国旗は、黒・黄・赤・緑・白の5色
こうした細かい設定があるので、「本当にある国だと思っていた!」という方も多いかもしれませんね。
サルウィン共和国について、くわしくは以下の記事でまとめています。
サルウィン語も実在しない言葉
サルウィン共和国が架空の国なので、もちろん「サルウィン語」という言葉も、実際には存在しません。
つまり、宮澤エマさんたちキャストの皆さんは、実在しない国の言葉を覚えて、気持ちをこめてお芝居をするという、とてもむずかしい役にいどんでいたんですね。
相棒のサルウィン語はタガログ語?
言葉がわかる人から「タガログ語みたい」の声
ところが、「相棒21」の放送後、架空の言葉のはずのサルウィン語について、ある声が上がりました。
それが、「サルウィン語は、フィリピンのタガログ語では?」というものです。
サルウィン語のセリフがタガログ語だということに気づいてしまった件 #相棒21
— 悦子(日英フィリピン語通訳・翻訳者) (@etsu_desembrana) October 12, 2022
フィリピン語の通訳・翻訳をしている方からも、「サルウィン語のセリフがタガログ語だということに気づいてしまった」という声が。
?相棒。
サルウィン語って…タガログ語?「hindi ako」って言うたよな。字幕は「私は○○じゃない」やったで。— 梶子 (@stelpa6001) October 12, 2022
「hindi ako(ヒンディ・アコ)」というセリフが聞こえ、字幕が「私は○○じゃない」だったことから、タガログ語では?と気づいた方もいました。
「hindi ako」は、タガログ語で「私は〜ではない」という意味の言葉です。
『相棒21』のサルウィン語、タガログ語がモデルなんか。
— Rogue Monk (@Rogue_Monk) October 14, 2022
「タガログ語がモデルなのか」と、納得する声も上がっていました。
タガログ語とは?
タガログ語は、フィリピンで話されている言葉のひとつです。
フィリピンでは、タガログ語をもとにした「フィリピン語」と、英語が公用語になっています。
フィリピンは、1898年からアメリカの統治を受けていた時代があり、学校の授業が英語で行われていたこともあって、今も英語を話せる人がとても多い国です。
「相棒21」でも、サルウィンの人たちは、英語とサルウィン語の両方を話していました。
英語と現地の言葉を使い分けるところも、フィリピンとよく似ています。
公式の発表はある?
ただし、「サルウィン語はタガログ語です」という公式の発表は、ありません。
あくまで、言葉がわかる方たちから「タガログ語に似ている」「タガログ語がベースでは?」という声が上がっている、ということです。
ゼロから架空の言葉を作るのは、とてもむずかしいもの。
そのため、実在するタガログ語をもとにして、サルウィン語のセリフが作られた可能性は高そうです。
相棒25でもサルウィンが登場!サルウィン語は聞ける?
相棒25の1話は薫のサルウィン時代の教え子が発端
2026年10月21日から始まる「相棒 season25」でも、初回拡大スペシャルの事件にサルウィンが深く関わっています。
1話の事件は、薫のサルウィン時代の教え子・ラ・ミン・タンダーとの再会から始まります。
「相棒21」で腐敗政府がたおれたサルウィンですが、なんと軍事政権に戻ってしまい、留学中のラ・ミン・タンダーは、母国の家族と連絡を取ることさえむずかしい状況だそうです。
1話のネタバレや犯人の予想は、以下の記事でまとめています。
【相棒25】1話ネタバレとキャスト!犯人は誰でサルウィンとの関係とは?
ラ・ミン・タンダー役はフィリピン出身の一宮レイゼル
ラ・ミン・タンダーを演じるのは、フィリピン出身の女優・一宮レイゼルさんです。
📢 【 出演情報 】
テレビ朝日『相棒25』に、
亀山薫の元教え子でサルウィンからの留学生
ラ・ミン・タンダー役で出演いたします!10月21日(水)よる9時放送!
ぜひご覧ください!✨📺 テレビ朝日系
『相棒 25』初回拡大スペシャル
「PMクライシス」#相棒 #相棒25 #テレビ朝日 #一宮レイゼル pic.twitter.com/lnnaZB7FGT— 一宮レイゼル Razel Ichimiya (@ichimiyarazel) October 19, 2026
一宮さんは、12歳のときにフィリピンから日本に来て、石川県金沢市で育ちました。
母国語はタガログ語で、日本語と英語も話せるトリリンガルの女優さんです。
「サルウィン語はタガログ語では?」と言われている中で、タガログ語を母国語とする一宮さんが、サルウィンの留学生を演じるというのは、とても興味深いですよね。
1話で、ラ・ミン・タンダーがサルウィン語を話す場面があるのかは、まだわかりません。
もしサルウィン語のセリフが出てきたら、どんな言葉なのか、ぜひ耳をすませてみてください。
1話のほかのゲストキャストについては、以下の記事でまとめています。
まとめ
今回は、相棒のサルウィン語は何語なのか、実在するのかをご紹介しました。
- サルウィン語は、「相棒 season21」の初回スペシャルで登場し、話題になった
- サルウィン共和国は架空の国で、サルウィン語も実在しない言葉
- 放送後、言葉がわかる人たちから「タガログ語では?」という声が上がった
- ただし、「サルウィン語はタガログ語」という公式の発表はない
- 「相棒 season25」の1話でも、サルウィンが物語のカギになる
- 薫の教え子ラ・ミン・タンダー役は、タガログ語を母国語とするフィリピン出身の一宮レイゼルさん
相棒25の1話は、10月21日(水)よる9時から、初回拡大スペシャルで放送です!