ブラッサム島村先生最低でひどい!包丁シーンなど実話も同じだった?

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NHK連続テレビ小説「ブラッサム」15話が放送されると、SNSでは「島村先生が最低!」「ひどい!」という声があふれました。

珠(石橋静河)の初恋の相手・島村先生(工藤阿須加)の15話での変わりようと、SNSの反響、そして包丁シーンなど実話でも同じだったのか?モデルになった宇野千代さんの史実をご紹介します。

目次

ブラッサム 15話で島村先生が豹変!?

島村先生のヒドイ手紙の返事!?

10月16日(金)に放送された「ブラッサム」15話。
珠の初恋は、思いもよらない形で終わりをむかえました。

島村の家に通っていたことが学校に知られ、謹慎を言いわたされた珠。
学校からは「あとで連絡する」と言われたきり、ひと月たっても何の知らせもありません。
いつになったら教壇にもどれるのか聞くために、珠は自分から学校へ足を運びます。

ところが教室をのぞいてみると、そこでは珠の代わりの新しい先生が授業をしていました。
教頭からは「とっくにクビじゃ」と言われ、さらに「浮ついた格好で島村先生をたぶらかして」と、きびしくしかられてしまいます。

いっぽうの島村は、何事もなかったように先生を続けていました。
同じことをしたはずなのに、職をなくしたのは自分だけ。
そのやりきれなさに、珠はすっかり落ちこんでしまいます。

それでも島村のことが気になる珠は、「もう一度会って話がしたい」と手紙を送りました。
ところが返ってきたのは、「あなたとの関係は間違いでした」「私の前に姿を現さないでください」という、つめたい言葉ばかり。

ついに島村の家に!すると衝撃の豹変!!

いてもたってもいられなくなった珠は、島村の家へかけつけます。
けれど、顔を合わせても島村の態度は変わりません。
「なかったことにしてください」「あんたのことは何とも思っちょらん」と言い、最後には「帰れ!」と珠を突き飛ばしてしまいました。

やさしかった島村先生の、まるで別人のような姿。
珠の初めての恋は、いちばんつらい形で幕を閉じたのです。

次の週からは、第4週「岩国と、共に」が始まります。

15話の再放送情報は以下の記事でまとめてあります!

ブラッサム10月16日の15話 再放送はいつ?緊急地震速報で休止

3週のネタバレは以下の記事にまとめてあります!

ブラッサム3週ネタバレあらすじ!工藤阿須加との恋の結末はどうなる?

ブラッサム島村先生最低でひどい?

島村先生が最低でヒドイ!多くの反響が

15話の放送後、SNSには島村先生への怒りの声がたくさん寄せられました。

さわやかな見た目なのに、中身はひどい……。
「次に行こう!」と珠の背中をおしたくなる気持ち、よくわかります。

子どもたちに教える立場の先生なのに、というところが、よけいに残念に感じられますよね。

演じる工藤阿須加さんまで嫌いになりそう、という声も。
それだけ、工藤さんの演技に気持ちを持っていかれたということかもしれません。

雨の日に引き止めたのは島村のほうだったのに……と、くやしい気持ちになった方も多かったようです。

珠のお父さん・清治よりもひどい、という声も。
いっぽうで、冷たい手紙をもらっても会いに行ってしまう珠の行動力に、おどろいた方もいたようです。

自分の立場を守りたい気持ちはわかるけれど、女性を雑にあつかうのはダメ!という声。
包丁を見ておびえる島村の姿にも、ツッコミが入っていました。

「なかったことにしてください」というセリフに、カチンときた方も多かったようです。
珠だけがクビになり、島村はおとがめなし。さらに突き飛ばしまで……と、ひどさが重なっていきました。

時代なので仕方ない?

いっぽうで、「当時の時代を考えると、仕方なかったのかも」という見方もありました。

島村は悪い人というより、ふつうの気の小さい人だった、という見方です。
珠を突き飛ばしたあとの「しまった」という顔まで細かく演じた、工藤阿須加さんの演技をほめる声もありました。

島村先生は、世間のこわさを思い知ったのでは?という声。
包丁が出てくる場面に、清治の最期を思い出した方もいたようです。

男性の島村はおとがめなしで、女性の珠だけがやめさせられる。
「ふしだらな女」とよばれてしまうのも、この時代ならでは、という声です。

男女で扱いがちがうのはおかしいけれど、島村も上からきびしく言われて、こわかったのでは?という見方も。
ていねいな別れの手紙は、島村なりの誠意だったのかもしれない、という意見もありました。

島村は「世間の中で生きている人」で、珠はそこから離れていた。
だからこそ、のちの作家・宇野千代が生まれたのでは、という深い感想も寄せられていました。

ひどい男だと怒る声と、時代のせいもあると見る声。
どちらの声も、それだけ15話が見る人の心を大きく動かしたということですね。

ブラッサム島村先生が最低なのは実話通り?包丁シーンは本当にあった?

じつは、15話で描かれた島村先生の行動は、モデルになった宇野千代さんの実際の体験とかなり近いものでした。

島村先生のモデルは宇野千代の同僚の先生

島村先生のモデルは、宇野千代さんが小学校の代用教員をしていたころに好きになった、同じ学校の男の先生です。

宇野千代さんは、この先生のことを、自分の体験をもとにした小説に何度も書いています。
小説『或る一人の女の話』では「篠田」、『生きて行く私』では「佐伯正夫」という名前で登場し、本名は玉田精磨という人だったようです。

ここでは、「篠田」という名前でご紹介します。

史実でも、先生の家に通いつめていた

18歳のころ、宇野千代さんの学校に、色白でやさしい顔立ちの若い男の先生・篠田がやってきます。
宇野千代さんは、校長室で紹介されたその場で、ひと目ぼれしてしまいました。

2人は同じ2年生の担任。
はじめは授業の相談をするくらいでしたが、やがて宇野千代さんは、用事を見つけては篠田の家をたずねるようになります。
昆布の煮物や手作りの座布団を届けるなど、まるで奥さんのように世話をやいていたそうです。

授業中に篠田への手紙を書き、生徒に届けさせたこともありました。
ドラマで、珠の思いを書いた紙が生徒の手から島村にわたってしまう場面は、このエピソードがもとになっているのかもしれませんね。

史実でも、雨の夜に泊まり、朝帰りを村の人に見られた

ある日、宇野千代さんが篠田の家にいると、外はひどい雨に。
篠田は「泊まっていきなさい」と言って、布団をしいたといいます。

次の朝、篠田の家から帰る宇野千代さんは、村の人から「お早いことですねえ」と声をかけられました。
村の人は、宇野千代さんがどこから帰ってきたのか、ちゃんと気づいていたのです。

SNSでも「雨の日に引き止めたのは島村のほう」という声がありましたが、史実でも、泊まっていくように言ったのは先生のほうでした。

史実でも、クビになったのは女性だけ

その後、宇野千代さんは校長先生によび出され、「今学期いっぱいでやめてもらう」と言いわたされます。

当時は、学校の先生どうしの恋愛は、学校の風紀をみだすとして許されていませんでした。
そして、やめさせられるのは女性のほう。
篠田には、何のおとがめもなかったのです。

この点は、ドラマとほとんど同じですね。
ただ、宇野千代さんは、篠田がとがめられなかったことに、むしろほっとしたといいます。

最後に学校へ行く日、宇野千代さんは篠田に見てもらいたくて、髪を島田にゆい、はなやかな着物を着て出かけました。
それでも、篠田は会ってくれなかったそうです。

史実でも、突き飛ばされ、包丁が出てきた

ドラマの15話で、いちばん衝撃的だったのが、島村が珠を突き飛ばし、包丁を見て「正気じゃない」とさけぶ場面。
じつはこの場面も、史実がもとになっています。

宇野千代さんは、クビになったあと、朝鮮の京城(今のソウル)へわたって働いていました。
そこから篠田に長い手紙を何通も送りますが、ある日やっと届いた返事には、「あなたの手紙のせいで罰を受けて転任になった。もう手紙は受け取れない」と書かれていたのです。

宇野千代さんは仕事をやめて、日本へ帰ります。
帰りの道で、お母さんへのおみやげにしようと包丁を買い、それを帯にさしたまま、篠田の家へ向かいました。

とつぜんあらわれた宇野千代さんに、篠田はおどろいて、宇野千代さんを突き飛ばします。
そのはずみで、帯から包丁が落ちてしまいました。
篠田は包丁を竹やぶへ投げ捨て、戸をぴしゃりと閉めてしまったそうです。

史実とドラマの違いは?

大きな流れはほぼ史実どおりですが、ちがうところもあります。

  • 史実では、クビになってから一度、朝鮮の京城へ行き、しばらく働いてから篠田に会いに行った。ドラマでは、クビになったあと、手紙の返事を受けてすぐに島村の家へ向かっている
  • 史実の包丁は、お母さんへのおみやげに買って帯にさしていたもの。ドラマでは、珠が島村の家に持ちこんでいた料理道具の中に包丁があった
  • 史実では、篠田は包丁を竹やぶに投げ捨てて戸を閉めた。ドラマでは、島村は「正気じゃない」とさけんだ
  • 史実の宇野千代さんは18歳のころ、ドラマの珠は17歳で先生になっている

ドラマでは、京城へ行くくだりを省いて、クビ・手紙・突き飛ばしまでを1話にぎゅっとまとめたことで、島村の冷たさがより強く伝わったのかもしれません。

「最低!」と言われた島村先生ですが、実話でもほぼ同じことが起きていたと思うと、宇野千代さんの人生の波乱ぶりにおどろかされますね。

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